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文脈でよむ

都市デザインについて考える本

2023/7/2  

100年後の日本がどうなっているか、それについてどう対応するかについて考えていた。今後日本は縮小経済にむかう。それがひとつの方向性になるのはまちがいない。戦後の日本は類を見ない経済成長を遂げたが、その ...

小説以外のもの 書評

「さとり世代」の消費とホンネ│牛窪恵

2023/8/10  

「さとり世代」の消費とホンネ牛窪恵PHP研究所 新人のトレーニングをしていると、必ずといっていいほどイラつくことがあって、そんなとき決まって「これだからゆとり世代は……」と愚痴りたくなります。たしかに ...

小説 書評

密閉教室│法月綸太郎

2023/8/10  

「密閉教室」法月綸太郎講談社文庫 笙子は、朝早く学校にやってきたのですが、教室のドアが開かず、往生します。両手で引いても効果はなく、ドアはびくともしません。担任が駆けつけ、力ずくでドアをこじ開けると、 ...

小説 書評

仮面病棟│知念 実希人

2023/8/10  

「仮面病棟」知念 実希人実業之日本社文庫 先輩にたのまれて当直のバイトを代わり、療養型病院にやってきた速水は、病院ジャックに巻きこまれます。 「すみません、ちょっと来ていただきたいんですけど」 当直室 ...

小説 書評

デブを捨てに│平山夢明

2023/8/10  

「デブを捨てに」平山夢明文藝春秋 ならず者のゴーリーから金を借りていた主人公は、返済が滞り、ゴーリーの手下に捕まります。ゴーリーの手下が、特殊警棒をもってやってきます。手下がにやにや笑っているのをみて ...

小説以外のもの 書評

不屈の棋士│大川慎太郎

2023/8/6  

「不屈の棋士」大川慎太郎講談社現代新書 将棋ソフトについて棋士たちにインタヴューし、それをまとめた内容です。昨今話題になっている将棋ソフトは、いろいろな立場、見方、接し方があり、肯定否定ないし好ききら ...

小説 書評

幻の翼│逢坂剛

2023/8/6  

『幻の翼』逢坂剛集英社文庫 公安省設置をめぐる稜徳会病院事件から一年三か月余が過ぎた頃、倉木は、いっこうにすすまない捜査に業を煮やし、事件の全貌を週刊誌にリークしようと動きだしていました。 倉木は、夜 ...

小説 書評

クララ殺し│小林泰三

2023/8/5  

「クララ殺し」小林泰三東京創元社 蜥蜴のビルは、車椅子の少女クララと、そのお爺さんに出会います。 であったのは、岩山の山脈をみおろす青い空と、ゆっくり流れる白い雲、そして白い哺乳類が草原で草を食むアル ...

小説 書評

深夜百太郎│舞城王太郎

2023/8/5  

「深夜百太郎」舞城王太郎ナナロク社 ジャンルでいったら「怪談」でしょうか。やっぱり。 怖い感じやホラーめいた展開はないのですが、怪という部分に焦点をあてるなら、「深夜百太郎」は怪談になると思います。 ...

小説 書評

恋愛採集士│日野草

2023/8/5  

「恋愛採集士」日野草幻冬舎 歪んだ愛情の果てに、奇妙な捻じれが待ちうけている。それが「恋愛採集士」の魅力です。 短編には、十一歳年上の女性と、さくらの下で愛を誓った遠いむかしの思い出や、恋人をとっかえ ...