kshima

小説以外のもの 書評

大局観

2023/7/27  

『大局観』羽生善治角川oneテーマ21 あらすじ 若いころは勝ちはないと思われる劣勢な状況でも、くそ粘りして終盤に勝ちを拾っていたと羽生さんはいいます。しかし、今はもうそういったことはないんだとか。そ ...

小説 書評

隻眼の少女

2023/7/27  

『隻眼の少女』麻耶雄嵩文藝春秋 あらすじ 平安時代の衣装の水干をまとった美少女が、探偵となって事件を解決するお話しです。この話は二部構成になっています。一九八五年・冬。二〇〇三年・冬。 間が ...

小説以外のもの 書評

四ツ谷先輩の怪談

2023/7/27  

「四ツ谷先輩の怪談」古館春一集英社 学園と怪談 ベタなアイデアのくせに、けっこう読ませるマンガです。怪談創作に並々ならぬ執着をみせる四ッ谷先輩は、学校に住み着くホームレス中学生です。事件がおこると、み ...

小説 書評

ポーツマスの贋作

2023/7/27  

『ポーツマスの贋作』井上尚登角川書店 あらすじ 日露講和会議は、八月一◯日、ポーツマスにて始まりました。日本側の全権は小村寿太郎と高平小五郎、それにくわえ随員(書記官)の佐藤愛麿・安達峯一郎・落合謙太 ...

小説 書評

50億ドルの遺産

2023/7/27  

『50億ドルの遺産』山田正紀徳間文庫 あらすじ 山田正紀の中興期における冒険小説です。ところどころ山田正紀未満な箇所があるのですが、脂がのる前の荒々しさがかえって新鮮だったりします。 驚いたのは中興期 ...

小説以外のもの 書評

昔話のコスモロジー

2023/7/26  

『昔話のコスモロジー』小澤俊夫講談社学術文庫 昔話の起源 西欧における昔話の特徴は、なんといっても魔法に尽きるでしょう。たとえば愛情による魔法の解除。みるからに西洋童話といった感じですが、グリム童話「 ...

文脈でよむ

社会について考える本

2023/8/19  

社会を鋭く観察している本をピックアップした。年代もジャンルもバラバラ。でも読んでみるとひとつのテーマが浮かんでくる。われわれは個人であり個人としての思考をもつ存在だが、と同時に外部環境から影響をうける ...

書評

きまぐれロボット

2023/7/26  

『きまぐれロボット』星 新一角川文庫 ジャンル 得てして──。SFはとっつきにくいものです。それは世界観が入りにくかったり、独自の設定が理解できなかったり、またはきわめて空想的な世界を文字だけで表現し ...

書評

太平洋戦争七つの謎

2023/7/26  

『太平洋戦争七つの謎』保阪正康角川oneテーマ あらすじ 昭和16年12月8日から昭和20年9月2日までの三年九ヶ月が太平洋戦争です。それは六四年にわたる昭和なかで特殊な時代だったといえます。わずか三 ...

書評

崑崙遊撃隊

2023/7/26  

『崑崙遊撃隊』山田正紀ハルキ文庫 あらすじ SF冒険小説です。昭和初期。魔都・上海から話しが始まります。国際謀略が渦巻く上海では、日本陸軍とつながりを持つ昇日会や青幇といったギャング集団が対立を深めて ...