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タモリ論│樋口毅宏
2023/7/30
『タモリ論』樋口毅宏新潮新書 バイオレンスとセクシャルをひっさげ、文壇に殴りこみをかけた樋口毅宏、そのデビュー作が『さらば雑司ヶ谷』です。 そのさらば雑司ヶ谷のなかにはタモリに触れている箇所があって、 ...
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「そして誰もいなくなった」が読みたい!
2022/7/21
「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ清水俊二訳早川書房 インディアン島に招待された客人たちが、一人またひとりと消えていきます。迫りくる連続殺人に、残された人たちは怯え身を寄せるのですが、ひょっ ...
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QED ホームズの真実│高田崇史
2023/7/30
『QED ホームズの真実』高田崇史講談社ノベルス 桑原祟と棚旗奈々ふたたび───。テーマはシャーロックホームズと紫式部です。QEDシリーズ史上これほど異色の組合せはなく、これほど期待がふくらむ題材はあ ...
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満鉄全史│加藤聖文
2023/7/30
『満鉄全史』加藤聖文講談社 国策会社といわれた満鉄。その歴史を紐解いた一冊です。 満鉄総裁の系譜は、日本近代化のスペシャリストで、台湾統治時代に児玉源太郎の片腕として辣腕を振るった後藤新平から始まりま ...
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「象徴天皇」を考える
2022/7/16
「東京プリズン」赤坂真理河出書房新社 主人公が、アメリカの地で天皇降伏について討論するお話しです。天皇の発する言葉の主体がIなのかPeapleなのか論じていて、そこに興味をおぼえました。天皇の発する言 ...
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模倣の殺意│中町信
2023/7/30
『模倣の殺意』中町信創元推理文庫 新人推理作家の自殺にまつわるミステリー。新人賞受賞後の第一作がだせずに悩んでいた坂井正夫は創作上の壁にぶち当たっていました。書き上げては編集社から何度も没をくらい、ま ...
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ヨハネスブルクの天使たち│宮内悠介
2023/7/29
『ヨハネスブルクの天使たち』宮内悠介早川書房 ミリタリーベースにした近未来SF。ゼロ年代の最高峰とうたわれる伊藤計劃の「虐殺器官」の世界観をかりて書かれた宮内悠介の短編集です。アメリカの暗殺専門情報軍 ...
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遠野物語remix │京極夏彦 柳田國男
2022/7/16
『遠野物語remix』京極夏彦 柳田國男角川学芸出版 ずっと遠野物語を読みたいと思っていて、やっとこの機会に読むことができました。京極夏彦、ありがとう。 柳田翁の代表作・遠野物語の存在を知りつつ読めず ...
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仕事で数字を使うって、こういうことです│深沢真太郎
2023/7/29
『仕事で数字を使うって、こういうことです』深沢真太郎日本実業出版社 数字を経営に役立てようというビジネス書です。そしてビジネス書でありながら小説の形式をとっています。しっかりとストーリーの沿って展開す ...