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ロシア紅茶の謎 │有栖川有栖
2023/7/30
「ロシア紅茶の謎」有栖川有栖講談社ノベルス エラリー・クイーンの国名シリーズをなぞってつくられた有栖川有栖の推理短編。なんでも「ロシア紅茶の謎」は、有栖川有栖・国名シリーズ第一弾にあたるそうです。そう ...
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桜花忍法帖│山田正紀
2023/7/30
「桜花忍法帖」山田正紀講談社タイガ 三代将軍・家光と世継ぎを争った徳川忠長は、暴風強雨を切り裂き、馬で駆けていました。それは危篤となった母親・大御台所を見舞うためで、母親っ子の忠長は、母親の臨終に一目 ...
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涙香迷宮│竹本健治
2023/7/30
『涙香迷宮』竹本健治講談社 囲碁のプロ棋士・牧場智久が、涙香の隠れ家をおとずれ、「いろは」の暗号を解き明かす異色ミステリィです。テーマのひとつとなっているのは黒岩涙香で、涙香にまつわるうんちくがふんだ ...
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戦場のコックたち│ 深緑野分
2023/7/30
『戦場のコックたち』深緑野分東京創元社 ルイジアナ州にある雑貨店の跡取り息子ティムは、惣菜名人とうたわれる祖母の料理に慣れ親しみ、日がなレシピを眺めて過ごしている子どもでした。ときは、第二次世界大戦。 ...
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その可能性はすでに考えた│井上真偽
2023/7/30
『その可能性はすでに考えた』井上真偽講談社ノベルス 上苙丞は、知識満載の探偵です。文理の学問から時事・生活雑学にいたるまで幅広い見識を有し、その海馬にはカプレカ数やら異端審問の拷問といったガラクタ同然 ...
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呪文│星野智幸
2023/7/30
「呪文」星野智幸河出書房新社 メキシコ・サンドイッチのトルタ屋をはじめた青年・霧生が、店の経営が苦しくなり、夢破れ、人生に息詰まるお話しです。霧生はメキシコでトルタ修行を終え、はりきって開店したものの ...
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これがニーチェだ│永井均
2023/7/30
『これがニーチェだ』永井均講談社現代新書 ニーチェ像 ニーチェの生きた十九世紀は、帝国主義の時代であり、資本主義によって人々が孤立する時代でした。資本主義では、生産余剰の在庫調整が不均衡をもたらし、そ ...
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日本建築集中講義│藤森照信×山口晃
2023/7/30
「日本建築集中講義」藤森照信×山口晃淡交社 この本は、日本を代表する建築を訪れては対談し、あれがすごいこれがすごいと盛りあがります。対談というからには語り部がいるわけで、日本建築をナビゲーションするの ...
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我が家のヒミツ│奥田英朗
2023/7/30
「我が家のヒミツ」奥田英朗集英社 家族なのに云えない。家族だから云えない。そんな家族にまつわる悩みを描いた短編です。 シニカルな視点と人を食ったような笑い、それにテンポの良さが相まって、小気味よく話が ...
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機龍警察 火宅│月村了衛
2023/7/30
「機龍警察 火宅」月村了衛早川書房 警察庁・特捜部を舞台にした警察小説です。機龍警察を書店で見かけると、その帯にはたいてい近未来警察小説と書かれていて、"近未来"という云い方がいかにも曖昧だとおもいま ...