kshima

小説以外のもの 書評

ストーリーマッピングをはじめよう

2025/11/13  

ストーリーマッピングをはじめようドナ・リチョウ著高崎拓哉訳ビー・エヌ・エヌ新社 モノを売る行為──広告ということですが──に、インパクトやおもしろさを求めていくと、最終的にストーリーに行き着くようにお ...

小説以外のもの 書評

千の顔をもつ英雄

2025/11/3  

千の顔をもつ英雄ジョーゼフ・キャンベル早川書房 洋の東西をとわず神話や民話をあつめ、それを比較・分解しながら、神話に内在する法則性を見出すのがキャンベルの手法です。異常生誕──ここでは処女出産としてか ...

小説 書評

友達以上探偵未満

2025/10/31  

友達以上探偵未満麻耶雄嵩角川書店 高校の放送部に所属する二人の女子高生が、中途半端な推理をくりひろげていくお話しです。ズバッと解決せずにおわるミステリィ──いやこれはもう、ミステリィ未満かな。 主人公 ...

文脈でよむ

狂気の歴史あるいは山田正紀

2025/10/30  

白の協奏曲山田正紀双葉社 謎の潜水艦の出現によって、首都東京に厳戒態勢が敷かれる。東京の街から人がいなくなる。すこし大げさな感じがするが、冒険小説といえば冒険小説で犯罪小説といえば犯罪小説。ただ山田正 ...

小説 書評

ドロシイ殺し

2025/10/17  

ドロシイ殺し小林泰三東京創元社 現実の世界とホフマン宇宙を行ったりきたりしつつ、アーヴァタールと登場人物のあいだにギャップをつくりだし、それを誤った方向/ミスリードに変換するのが、このシリーズの特徴で ...

文脈でよむ

差異と反復と群像劇

2025/10/8  

蜜蜂と遠雷恩田陸幻冬舎 ピアノコンクールを通して、若きピアニストたちの葛藤を描いた群像劇。若さと無謀、野心と期待、そしてそれにともなう幾ばくかの挫折が混ざりあう。本を読んでいるのに「蜜蜂と遠雷」をよん ...

小説以外のもの 書評

アースダイバー

2025/10/7  

アースダイバー中沢新一講談社 どことなく宗教的な胡散臭ささは漂うものの、それを除けば一つひとつを丁寧に考察して事象をあぶり出す展開は目をみはるものがあります。内側──外側を行ったりきたりする過程も興味 ...

小説以外のもの 書評

回想の明治維新

2025/10/6  

回想の明治維新メーチニコス渡辺雅司訳岩波文庫 この時代の日本人の歴史、教育、風俗を、高い教養をもった西洋人がここまで考察していただなんて。ちょっと驚きですね。独創的とまではいかなくとも、冷静に日本の実 ...

小説以外のもの 書評

地形で読みとく都市デザイン

2025/9/25  

地形で読みとく都市デザイン岡本哲志学芸出版社 街並みという人が暮らしている場所があり、その土地にある設計をはがしていくと、下地にある地形が浮かびあがってきます。そこにあるのは微妙な高低差だったり、水の ...

文脈でよむ

哲学がおもしろい

2025/9/17  

現代思想の冒険竹田青嗣ちくま学芸文庫 難解な哲学書を一般向けに噛みくだいてわかりやすく解説している。この本に出会ってなかったら、ここまで哲学の本に手を出していない。 社会契約論重田園江ちくま新書 フー ...