HOME > 書評 > 小説以外のもの > 小説以外のもの 書評 地形で読みとく都市デザイン 2025年9月25日 地形で読みとく都市デザイン岡本哲志学芸出版社 街並みという人が暮らしている場所があり、その土地にある設計をはがしていくと、下地にある地形が浮かびあがってきます。そこにあるのは微妙な高低差だったり、水の流れだったり、聖と俗をへだてる境界だったり、日常にまぎれたかすかな痕跡にすぎません。ふだん気にしない生活空間のなかには、じつは土地の知恵が刻まれています。先人も感じたであろう土地の記憶に想いを馳せる作業は、たのしいですね。そこにロマンがありますから。 Twitter Share Pocket Hatena LINE URLコピー -小説以外のもの, 書評