HOME > 書評 > 小説 > 小説 書評 遠巷説百物語 2025年9月8日 遠巷説百物語京極夏彦角川書店 整理魔とよばれる京極夏彦の本領発揮でしょうか。遠野物語をおもわせる昔話が、怪の伏線となっていて、話の依頼、事件の怪異、謎解き、これらの構成がきれいに連なっています。 型がわかると、流れを意識しなくてもスラスラ読めるようになっており、下敷きの整理具合というか、作品の構造というかすごい。きっちりした建築物のような威厳がありますね。 Twitter Share Pocket Hatena LINE URLコピー -小説, 書評