小説 書評

ふしぎ国探検│海野十三

『ふしぎ国探検』
海野十三

科学を解説した子ども向けの児童文庫です。東助とヒトミというちびっ子が、樽のロケットのなかにいるポーデル博士と出会い、ロケット(というか樽!)に乗って、科学の世界を旅するといった内容です。樽のなかに博士がいて樽がロケットのように飛んでいくのですが、この樽という設定が妙にひっかかってしまい、樽のほかになにかなかったのか!と思わずツッコみたくなります。

児童向け図書と最初は侮っていたのですが、四次元世界の説明はかなり科学的素養が高くて、海野十三すげえと思わずうなりました。  

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