小説以外のもの 書評

知っておきたい伝説の秘境・魔境・古代文明

『知っておきたい伝説の秘境・魔境・古代文明』
秦野 啓
西東社

ネタ本です。たまに意味もなくこの手の本を買います。
このなかに『クレタ島』という島がでてきて、クレタ島はギリシャ共和国で最も大きな島で、地中海ではシチリア島、サルデーニャ島、キプロス島、コルシカ島についで五番目に大きいものです。


紀元前2600年頃、青銅器文明の始まりによって島は栄えはじめ、紀元前2000年から紀元前1400年には富が集まり大いに栄え、エーゲ海の覇権を握るほどの規模になります。クレタ島を反映に導いた背景は海軍力と海運力があったのですが、しかしそのクレタ島も火山噴火や津波によって没し突然滅んでしまうのです。古代文明が栄えた地ということで、クレタ島は地中海の代表的な観光地になっています。

どうでもいいのですが。
クレタ島と聞くと広島の呉をおもいだしてしまいました。地中海と瀬戸内海でなにか共通点でもあるかなと想像してみたのですが、たぶん関係ないですね。 

加納クレタ

それはそうと村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』には、加納クレタなる人物が登場します。
加納クレタは、加納マルタの五歳年下の妹でマルタの助手をしていて、「クレタ」という名前は姉マルタと同様、仕事用の名前で本名ではなく不思議な力を持った女性として描かれます。 ひそかに 加納クレタという名前は村上春樹が考えたネーミングのなかで一番上手いものではないかと思っているのですが、残念なことに同意してくれた人はいません。
ふと加納クレタを思い出してこの稿を書きました。深い意味はありません。 

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